「良いマンション」7つの条件。「悪いマンション」とはここが違う!

マンションを買うなら、誰もが「良いマンション」と評価する物件を買いたいものです。では、良いマンションの条件とはなんでしょうか。ここでは、マンションを買うときにチェックすべき「良いマンション」の条件を見てみます。

マンションはいつか売らなければならない

まず最初に、もっとも大事なことを理解しておきましょう。それは、マンションを買ったら、いつかは売らなければならない、ということです。

もちろん、なかには、死ぬまで売らないで人生を終える人もいるでしょう。でも、そんな人は少数です。明確な統計データがあるわけではありませんが、体感的には、新築分譲マンションの購入者の1割が10年以内に売却し、3割が20年以内に売却します。30年経てば、半数が売却するでしょう。

人生にはいろいろなことが起こります。買うときは永住を覚悟していても、さまざまな事情で売却することになる可能性は、誰にでもあります。マンションというのは「いつか売るもの」として購入した方がいいのです。

もちろん、売らない人もいるでしょうが、30年後のことなんて、予想できないでしょう? なら、マンションは売ることを前提に購入したほうがいいですし、売りやすいマンションを買うべきです。

そして、売りやすいマンションとは、「住みやすいマンション」です。住むのに魅力的だから買いたい人がいるわけで、だからこそ「売りやすい」のです。お金の話だけではなく、売りやすいマンションは住みやすい、ということを念頭に置きましょう。

幕張

「売りやすいマンション」が良いマンション

つまるところ、良いマンションとは、「売りやすいマンション」です。では「売りやすいマンション」とは、どんなマンションでしょうか。以下に書いていきましょう。

1 駅徒歩10分以内であること

立地に関しては、最寄り駅からの距離が大事です。「駅力」も大事ですが、たとえ駅力が低くても、駅から近いことが何よりです。というのも、最近のマンション購入はインターネットによる検索がメインで、「駅徒歩●分」で、絞り込み検索をされてしまうからです。

2 買い物と公共施設の便がいいこと

駅と同様、徒歩10分以内にスーパーがあるのは必須です。コンビニも近ければ近いほどいいでしょう。役所や公園といった公共施設も大事です。これらも徒歩10分圏内にあるといいでしょう。

3 道路付けがいいこと

マンションの敷地がどんな道路に面しているかを「道路付け」といいます。道路は幅員6メートル以上の、交通量の少ない道路に面しているのが理想です。6メートル以上といっても、幹線道路に面しているのはむしろマイナス要因になります。片側1車線程度の、それほど交通量の多くない道が一番いいでしょう。

逆に、細い道にしか面していないマンションは、大規模修繕時にトラックが入れないなどの不利益があります。そうなると、修繕費用が割高になります。

4 隣地に空き地がないこと

隣地、とくに主開口面に空き地や駐車場がないことも大事です。主開口面とは、おもにリビングのベランダを指します。ベランダの前に空き地や駐車場があると、将来、そこに何が建つかわかりません。ベランダ前の状況が、ある程度固まっているほうが、将来の不安がなくなります。

仮に隣地に一戸建てが建っていたとしても、建て替えが生じることもありますので、確認が必要です。隣地にどれだけの高さの建物が建てられるかは、用途地域である程度予測できますので、日照や眺望に影響を及ぼす可能性がある場合は、よく確認しておくべきです。

5 学区の評判がよいこと

ファミリー向けマンションでは、学区も重要です。小学校までの距離が近いか、評判が良いかは良く確認しましょう。たとえあなたに子どもがいなくても、子どものいる方が、将来のマンションの買い手になるかもしれません。

人気学区に建つマンションは資産価値が落ちにくいです。可能なら、人気学区のマンションを狙いましょう。

学校までの通学路も確認します。たとえば交通量の多い幹線道路を渡らなければならない、通学路が細く危険など、通学路に難があると、ファミリー層の購入希望者が激減しますので、資産価値に影響が出ます。

6 ハザードマップで問題がないこと

ハザードマップは、最近はインターネットで確認できます。浸水可能性がある地域の物件は要注意です。たとえ上層階のマンションであっても、下層階が浸水したら、マンションの資産価値に影響が出ます。

7 住所が良いこと

住所も大事です。「田園調布」「成城」といった有名な住所は、それだけで集客力があり、転売しやすくなります。

そこまで良い住所ではなくても、住所から来るイメージは、不動産の価値に影響します。よく言われることですが、「世田谷区」と「川崎市」「調布市」は隣り合っていますが、市区境を跨ぐだけで不動産価格が1割以上異なることもあります。「世田谷区」の住所は、それだけ強いのです。

首都圏でマンションを買うなら、できれば都心6区、それが無理でも東京23区が、「強い住所」です。関西でも、「大阪市北区」や「京都市中京区」などは強いです。

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