マンション住戸内の室内壁(間仕切り壁)の厚さと構造

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マンションの住戸と住戸を仕切る壁を「戸境壁」といいます。一方、住戸内の部屋を分ける壁を「間仕切り壁」といいます。戸境壁はコンクリートが普通ですが、間仕切り壁では通常、プラスターボードというものを下地に使います。

間柱を立て、プラスターボードを貼る

マンションの室内の壁に使われる「間仕切り壁」は、通常、軽量鉄骨の間柱を立て、両側にプラスターボード(PB:石膏ボード)を貼り、ビニールクロスを表面に貼ってで仕上げます。鉄筋コンクリートの間仕切り壁がある場合は、直接クロスを表面に貼ります。

間仕切り壁の下地には、軽量鉄骨か木製素材を「間柱」として上下に30㎝間隔で立てて、その両側にプラスターボードを貼っていきます。

マンション室内

間仕切り壁の厚さは2種類

マンションで用いるプラスターボードには、主に2種類の厚さがあります。12.5mm厚と9.5mm厚です。当然、12.5mm厚のほうが丈夫で、衝撃に強く、遮音性も高くなります。何かぶつけたり、子どもが叩いたりしても、12.5mm厚ならへこむだけですが、9.5mm厚だと穴が空いてしまう場合があります。

寝室や子ども部屋の脇に水回りやパイプシャフト(PS)がある場合は、12.5mm厚のプラスターボードを2枚重ねて二重張りします。そのくらいしないと、水の音が響いて熟睡できません。

安い物件だと、9.5mm厚を二重張りしているケースもあります。その場合は、遮音性は間違いなく落ちます。こうした間取りのマンションを購入する場合、水回り周辺のプラスターボード厚はきちんと確認してください。

間柱を天井裏まで立てているか?

間仕切り壁の取り付け方も重要です。壁というのは「天井から床まで」あるのですが、多くのマンションは二重天井で、床も二重床が多いです。二重天井の場合、目に見える天井と、天井裏のスラブは位置が異なります。壁を「目に見える天井」までしか作らない場合、天井裏は筒抜けですから、遮音性は落ちます。

一方、壁を天井裏のスラブまできっちり到達させれば、遮音性は格段に高くなります。目に見えにくい工事ですが、高級マンションではきちんと壁を天井裏まで貼っています。とくに、水回り周辺は天井裏まで壁がある物件を選ぶべきでしょう。

このチェックは、設計図書一式のなかの「意匠図」を見なければわかりません。意匠図の特記仕様書か矩計図か、住戸内仕上表の備考欄を参照すればわかります。


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