マンションに和室は必要か? 3LDKなら不要!

1990年代までは、マンションでも和室は付き物でした。しかし、2000年代に入ると、和室のないマンションが増え始め、最近の分譲マンションで和室付きは少数派です。とくに、3LDKで和室を配したマンションの間取りは少なくなっています。和室はマンションに必要ないのでしょうか?

和室が減少した理由

マンションに限らず、一戸建てでも和室は減少気味です。それには理由があります。まず、和室のデメリットとしては、畳の上に布団を敷いて寝ることになる点です。布団はベッドに比べると硬く、快適でないと考える人が増えています

床に近い位置で寝るためホコリをすいやすいというデメリットもあります。そしてなにより、布団の上げ下ろしが面倒、という点もあげられます。和室でも布団を敷きっぱなしにしていればいいのですが、布団敷きっぱなしはだらしない、と思われやすいので、主婦に嫌われるのです。

和室

和室の使いみちがない

そもそも、「和室でなければならない」というシーンは、日常でほとんどなくなりました。昔は和室で和服に着替えたり、日本舞踊や琴の稽古に使われたりしたのですが、いまどきそんなことをする人はほとんどいません。

要するに、和室の使いみちがないのです。唯一あるとすれば、こたつを使いやすい、というくらいでしょうか。でも、こたつ自体、生活必需品ではありません。

ベッドで寝る人が増えた現在、和室は寝室には不向きです。寝室以外の用途としても、書斎や物置には不便で、適するとすれば客間でしょうか。でも、狭いマンションで、客間なんて不要と考える人が圧倒的ですし、3LDKで客間を配する余裕はありません。

つまり、3LDKなら和室は不要という結論になってしまいます。

4LDKならあってもいい

もし4LDKなら、一つくらいは和室があってもいいでしょう。4LDKでもとくに和室をつける必要はないと思いますが、日本文化を大切にするくらいのお気持ちなら一つくらいあってもいいでしょう。

マンション住戸内に和室を設けない場合、つまりオール洋室にする場合の注意点としては、布団を収納できる納戸や押入を確保することです。納戸や押入がないと、布団を入れる場所がなくなってしまうので、その点は要注意。布団をしまえないと、冬物の寝具を片づけるときに困りますし、客用の布団もしまえません。

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